有機半導体
有機半導体とは半導体としての性能を示す有機物のことで、電界効果トランジスタや有機太陽電池などへの応用が期待されています。
ナード研究所では自社昇華精製装置を使い、ピセンなど高純度の有機半導体を製造販売しています。 研究用のサンプル販売から工業生産まで対応します。純度アップや追加分析などのカスタム対応が可能です。
この度、新製品として「ピセン1回昇華精製品」(純度99.9%)が加わりました。
詳細は PDF書類(ピセン1回昇華精製品(純度99.9%)) をご参照下さい。
昇華精製品の販売
自社昇華精製装置を使い、純度99.9%以上の高純度有機半導体を製造しています。
研究用のサンプル販売から工業生産まで対応します。
さらなる純度アップや分析につきましても、ご相談のうえ対応させていただきます。
ペンタセンとピセン
ペンタセン以上のものは単離されていない。
アルキン化された11フェナセンが報告されている
フェナセン類とFET特性
フェナセン類 ピセンの昇華精製
① N2気流下での昇華精製
② N2真空昇華精製
③
フェナセン類 ガスフロー下での昇華
フェナセン類の気相結晶成長
MS5Gの技術サービスと商品
高純度有機化合物の製造
テーマ | 内 容 | 用 途 |
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光、マイクロ波反応による大量合成 | フローリアクタを使ったスケールアップ手法の開発 | 光反応による有機物の製造 |
昇華精製装置の高性能化、量産処理技術と手法の改良による、有機半導体の超高純度化。 | 金属不純物の制御 | 有機EL、有機薄膜太陽電池用材料の製造 |
クリーン設備を使ったサービス | クリーンルーム内での高純度有機半導体の製造。有機半導体インクの調整 | プリンタブルエレクトロニクス |
有機半導体の商品化 | 光反応を使ったフェナセン類の合成とFETへの応用 | 研究用試薬販売 |
フェナセン類とは?
- ・ ベンゼン環がジグザグにつながる構造を持つ芳香族炭化水素の総称
- ・ n 個のベンゼン環がつながる構造を[n]フェナセンと呼ぶ
- ・ ベンゼン環の数が増えても光、酸素暴露に対して非常に安定な化合物である
- ・ 合成が困難なことからアセンに比べて機能性材料としての応用はきわめて少ない
- ・ n が6以上になると極端に溶解性が落ちる
- ・ 有機FETや超電導などの有機エレクトロニクス素子への応用が期待されている
有機半導体の受託合成
有機トランジスタ材料、有機薄膜太陽電池材料、有機EL材料・・・
少量試作 | 公知物質の合成、新規化合物の合成、誘導体化(可溶性置換基導入) |
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量産対応 | 量産プロセス開発、製造規模〜100KG/年、品質保証ISO9001規格 |
受託研究 | FTEサービス:ナード研究所の有機合成研究員、有機合成設備一式を一定期間確保することができます。 |
価格 | 加工費(単価×加工日数) + 原料費 + 分析費 + 廃液費 |
特徴 | 早い、安くなる努力、うまい! |
昇華精製受託サービス
有機化合物を昇華精製するサービスです。
熱分析、HPLC純度分析のオプションサービもあります。
昇華精製受託サービスや昇華精製設備について、詳しくは「昇華精製」のページをご覧下さい。
ダウンロード
- ・ ナード研究所の高純度有機半導体(PDF:44kb)
- ・ 有機半導体と関連サービスのご紹介(PDF:576kb)