医薬品、電子材料、自動車材料、バイオ関連材料などの先端分野において、当社ではものづくりの技術獲得と共に化合物の単離・精製技術や設備の拡充を進めてまいりました。
開発ステージが進みスケールアップをしていく中で、反応制御による生成量の低減や標的不純物の効率的な除去方法の確立には不純物の構造を把握することが有効であり、そのためには高純度な不純物を単離する必要性があります。近年では、医薬品候補化合物における不純物の単離・構造決定だけでなく、機能性材料の高純度・高品質化が求められ、分取精製の重要性はますます高まってきています。

当社はこれまで培った全ての技術と設備を駆使し、シリカゲル、ODS、GPCカラムによる分取だけでなく、キラルカラムを用いた光学活性体のHPLC分取にも対応いたします。また、マストリガーHPLC分取装置も保有し、マススペクトルにより同定された微量成分の分取精製も可能です。
このようにして分取したサンプルはNMR、LC/MS、GC/MS、MALDI-TOF/MSなどの分析装置を用いて構造解析を行います。合成のプロフェッショナルとして、推定構造を有する不純物への合成的なアプローチによる構造決定や、毒性評価用にグラムスケールでの合成も対応可能です。
これらの技術と設備を駆使し、当社はお客様のニーズに応じた高品質な分取精製サービスを提供いたします。お問い合わせをお待ちしております。