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光反応

光反応はバッチ式反応装置で利用することが多いです。しかし、バッチ式光反応装置は反応液濃度が上がると反応スピードが著しく低下します。このことが要因となり、反応時間が長時間化したくさんの電力が消費させることや、バッチごとに処理する際、ランプの ON, OFF をこまめにすることでランプの寿命が短くなることなどの課題があります。また、これらの課題より、光反応は大量合成では避けられることがほとんどです。

弊社では、バッチ式のみならずフロー式光反応装置を有しており反応に適した方法で実施することができます。これまでにフェナセン類の合成の際、フロー式光反応の開発を行い、バッチ式と比較して反応時間の短縮、収率の向上が見られた実績があります。

このような実績を基に、光反応の特性に合わせて、適切な手法を選択することで効果的な合成への改善を提案させていただきます。

ピセンの合成

ピセン結晶 99.9%

合成ルート

バッチ式光反応の問題点

  • 反応液濃度が上がると反応スピードが著しく低下する
  • 反応槽を大きくすると光が反応槽全体に届かなくなる
  • 反応槽の大型化とともにランプを強力にすると発熱の制御が難しくなる

バッチ式光反応による有機物の大量合成は困難

光反応フロー合成装置

光源の周りにチューブで流路を作りポンプで反応液をフローさせる。

フロー式光反応適用例

効果

反応時間の短縮 精製が容易になった
収率の向上 スケールアップしやすい
バッチ式光反応で収率を上げるために使用していたPOを使用しなくても同等の収率で目的物が得られた。
参考:Relative Spectral Energy Distribution of Hg Lamp

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